私たちの「ムリーヤ」は?
2022年2月2日、わたしは借上げ貨物航空機アントーノフ124(AN-124)に同乗し、アフリカのある国際空港で貨物荷卸しのサーベイ(立会い)を行っていました。
数少ないAN-124機体の中で、本機はウクライナの国旗がペイントされたウクライナ国籍機でした。
当時既に、ロシアによるウクライナ侵攻があるのではないかと、メディアなどでも伝えられていましたが、(まさかそんなことは有り得ない)と自分で勝手に思い込んでいました。しかし、2022年2月24日、ロシア軍はウクライナへの侵攻を開始。
2月25日頃、キーウ近郊アントーノフ空港の格納庫でメンテナンス中だった、世界で一番大きな貨物航空機アントーノフ225(AN-225)は、ロシア軍により攻撃され、破壊されました。
その貨物機の愛称がムリーヤ(Mriya)です。ウクライナ語Mріяは、ドリームを意味します。ロシアは緒戦でウクライナの希望を打ち砕きました。
社名ムリーヤには特別な意味はありません。ただ、日本語の「ムリーヤ」は英語で「IMPOSSIBLE」を意味します。
敢えて言えば、簡単なことには挑戦しないぞ、ということ。誰もがムリだと諦めそうな、そんなのムリに決まっていると思われている課題解決に挑戦したいと思います。
あなたにとっての「ムリーヤ」は何ですか?
「社会課題にロジスティクスで挑む」
それが「ムリーヤ2035」のミッションです。
合同会社ムリーヤ2035 代表 山口 政之